境界性人格障害の”ぴのこ(@border_bpd)”です。
ぴのこの生い立ちはこちら↓
とにかく死にたい・・・
またODしてしまったけど死ねなかった・・・
私なんて死ねばいいんだよね?と思ってしまい、つらい・・・
死にたい死にたい構ってちゃんうるせーんだよと言われた・・・
どうせ死ねないくせにって言われたから今度こそ死んでやる・・・
自分は無価値だから、生きているのは資源の無駄だと思う・・・
何でもいいから死にたい・・・
自傷が止まらない・・・
DSM診断基準⑤「自死・自傷の衝動性」の症状です。
とっても辛いですよね。

もう全部どうでも良くなっちゃうんです。
自殺の行動、そぶり、脅し、または自傷行為のくり返し
「自死・自傷的衝動性」についての私の具体的な症状は、前の記事で紹介しました。
私はこの症状のせいで、職場で譴責(けんせき)処分(=懲戒の軽いやつ)を受けたり、たくさんの友人や恋人を失ってきました。

上司に「今から死にます」って言った
今日は、この「自死衝動やそぶり、自傷衝動」への私なりの対処法について考えてみることにしました。
※DSM診断基準はこの記事に書いております↓
ペットを飼うかシェアハウスで孤独や寂しさ対策
死にたくて死にたくて、しょうがない時ってありますね。
心がちぎれるんじゃないかという程に胸が痛く、居ても立っても居られないような感じ。
死にたいのに、死ぬのは怖い。
だけど、すごく死にたい。
もう、何もかも終わりにしてこの世を去りたい。

すごい分かります
そんな時、一人でいるのはとっても危険です。
とは言っても、そんな危機的状況が日常茶飯事な私には、頼れる家族や恋人、親友は誰もいませんでした。
ボーダー特有のクレイジーな行動をしすぎて、みんな離れて行ってしまったのです。

家族とも縁切ってた
ペットを飼う
そこで、私はペットを飼いました。
ペット不可の賃貸に住んでいた時はハムスターのハムちゃんや金魚の金ちゃんがいました。
ペット可の物件に住んでからはずっと猫ちゃんを飼っています(もう3代目)。
「死にたい、もうどうにでもなれ」という時にも、「あ、でもハムちゃんはどうなっちゃうんだろ?」とか「猫ちゃんが、一人ぼっちになっちゃうな」と、少しだけ思えたんですよね。

猫はふわふわで癒されるよねぇ・・
それに、食事やトイレ等の毎日のお世話をしなきゃいけない事も、死への衝動予防になります。
生活にメリハリがあって私の場合には、病気にいい影響がありました。

私が生きてなきゃダメなんだよねって気持ち
「3日間くらい行方不明になりたいけど、”未遂で入院”とかあまりできないな~」って思えるんですよね。
シェアハウスに住む

ペットが飼えない事情がある時は?
どうにも寂しくて孤独で死にたいけど、ペットは難しいな・・・という場合もありますよね。
そんな時は、シェアハウスに入居するのもおすすめです。
誰かしら共有エリアにいて寂しくないのが魅力的。
「実家には頼れないけど、一人暮らしももう無理&限界」という時には、私はシェアハウスに住んでいました。

家賃も安めだよ
家具とか冷蔵庫とか買わなくていいのも高ポイント。
もしダメならまた気軽に引っ越せばいいよね!という感じなのでプレッシャーもないです。
☆彡境界性人格障害で家庭不和な場合は脱出をおすすめします↓
「え、シェアハウス?無理無理!誰かと一緒とかありえないでしょ!!」って最初は思っていましたが・・・
型にはまらないタイプの人がたくさんいて面白かったです。
外国人なんかとも友達になれて、私の場合は意外に楽しく過ごせました。

色んな人がいて面白い
行き場のない気持ちは自分にメールか手紙を書いて自分で読む
私はいない方がいいんだよね。
今から死ぬから。
もう終わりにするから。
これで最後だから。
さよなら。
こんなメールを、今までどれだけ送ったことか・・。

ダメってわかってるけど・・
最初のうちは心配してくれていた友達も、段々と返事が来なくなりました。
そして、連絡がつかなくなっていきました。
恋人にも、「ちょっとそういう重いの無理そうだから」って、離れていかれたことも。

うーん
そんな事が重なっていった結果、「どうせこの人も、また私から逃げて行くんでしょ?」と勘ぐってしまうんですよね。
「だったら、こっちから先に捨ててやるよ!」って、見捨てられ不安がますますひどくなったりしていました。

悲しい
そんな時は、自分で自分にメールをするようにしていました。
手書きが好きな場合は、手紙でもいいですね。
「死にたい。さよなら。今までありがとう。」とか、自分にメールするんですよ。
ちなみに会社のメールでもやっていました。
で、ちょっと落ち着いた頃や数日経った頃に「なんかメール来てるかな?」とメールボックスを開くと・・
「件名:これで最期にします」とかいう衝撃的なメールが来てるんですね。

こんなメール、困るよなぁ・・
そのメールの破壊力に、自分で自分にびっくりするんですよね。
で、少しだけ自粛できるようになってきました。

自粛モードON!
「そんな事したって、相手に伝えないんだから意味ないんじゃない?」と思うかもしれませんが・・
「とにかく死にたい!誰かに送りたい!気持ちを文字に乗せて伝えたい!もう死にたいんだ!」という気持ちは否定しない事が大事と思います。

自動思考はしょうがない
自分の気持ちを否定する
↓
「こんなこと考えてしまう自分って本格的にイカれてる。」となる
↓
苦しい気持ちの行き場がなくなる
↓
より一層死んでしまいたくなる
※ぴのこの場合
なので、自分の気持ちには正直に、でもそれを相手に伝えずに対処するにはどうしたらいいかな?と考え対策、「死にたい時は自分にメールする」にたどり着きました。

なるほど
そして、自分に自分からメールが来たら自分で自分を褒めてあげます。
「死にたい程辛かったのに、人に死にたいメール出さないでよく頑張ったな自分!」と。
この方法は、誰かに猛烈に頭に来た時にも活用できます。
もしよかったら、試してみてくださいね。
何も行動しないで5分、待ってみる
リスカ(リストカット)がやめられない・・・
最近は腕を切っています・・・
自分をダメと思うと、固い物で殴ってしまう・・・
”かさぶたはがし”がやめられない・・・
ダメだってわかってはいるのに止められなかったり、気づくと既にやってしまっている時。
ありますよね。

やってる時は、全然痛くないんだよね
こういった物理的な自傷衝動は、以前に下記の記事でも紹介した通り、氷を握る、紙に書く、赤ペンで塗る、などがおすすめです。
また、何も対処法を実践できなくても、何もしないで5分待つにトライするように心がけています。
「何もしない」というのは無になるという意味ではなく「自傷しない」という意味です。
動かない、しゃべらない、何もしない。
文句を言いたい相手がいても、5分は言わない。
殴りたくても、5分は殴らない。
そんな感じですね。
でも、何もしないというのも結構つらいですので・・
ぜんぜん関係ない事を5分してみると、結構よかったです。

ふむふむ、例えば?
例えば、家にいるなら歯磨きしてみる、掃除機をかけてみる、温かいお茶を飲んでみる、等です。
または近くのコンビニまで歩いてみるとか、ベランダに出て外の空気を吸う、とか。
とにかく、ワーッとなっても、5分間、他の事をしてみるとちょっと違うんですよね。

いいね

すこーしだけ冷静になれる
「それじゃ、何にも根本的な解決しないじゃない。しかもたった5分なんて」って思うかもしれません。
私も当初は「何もしない」なんて馬鹿げていると思ってました。
でも、「すぐに行動化しない」というワンクッションを挟むことで、強い自傷衝動が100あったとしたら85くらいには鎮まっているんじゃないかな、と思います。
他にも、利き手を利き手じゃない方で握る、という方法も私の主治医が教えてくれました。
私の場合はこれで、自分を叩く回数が少しだけ減りましたよ。
番外編:任意入院
また、「今度こそ本当にリセットボタンを押してしまいそうだ!」という時には入院も選択肢のひとつです。
”精神科に入院”と聞くと、どうしても救急車で緊急措置入院、医療保護入院ばかり連想してしまいますが・・・

普通の入院(任意入院)と何が違うの?

自分や他人を傷つける恐れのある時に、自分の意志とは関係なく強制入院させることができる制度だよ
「休養の意味で」という2週間ほどの入院=任意入院も、実はできます。
いったん、自分を取り巻く雑多な物事や騒音などのストレスから離れて、安全な場所で落ち着くこともいいですよね。
いずれも入院費用がかかってしまいますが、任意入院は前向きな入院です。
お金は命には代えられないですから、心底疲れた時はいったん休みましょう。
まとめ
今日の記事では、境界性人格障害の診断基準の5つ目の項目についての私なりの対処法を書いてみました。
激しい衝動の渦中にいる時は、頭では分かっていても冷静な対処がなかなか難しいのですが・・・
少しでもどなたかの困ったときの参考になればなって思って書きました。
それでは、今日もご安全に!病気に負けずに頑張りましょう。
☆彡あなたやあなたの大切な人の病気が少しでも良くなりますように☆彡