こんにちわ。境界性人格障害の ぴのこ(@border_bpd)です。
まるで、感情のジェットコースターに乗ってるみたい!
どれが自分の本当の感情なのか、もうよく分からない!
思い出しむかつき具合が、ヤバい!
そんな境界性人格障害のお悩み、ありませんか。
「顕著な気分反応性による感情の不安定性」についての私の具体的な症状は、前の記事で紹介しました。
DSM診断基準⑥「顕著な気分反応性による感情の不安定性」の症状による、こんな厄介な悩み。
※DSM診断基準は 境界性人格障害(本人)ぴのこの半生を暴露←この記事に書いております。

感情に飲まれた結果
人間関係もめちゃくちゃに
今日の記事では、「顕著な気分反応性による感情の不安定性」への私なりの対処法について、境界性人格障害を患ってウン十年の私の経験を元に書いてみました。
数分ごとに変わる感情⇒感情的になっている事を自覚し、行動化しない事!
まず1つ目は、「感情に飲まれていることを、自覚する」です。
「は?」と思いますよね。はじめてカウンセラーにこの言葉を言われたとき、私も「何言ってんの?」と思いました。
でも、この「自覚」こそが、強く激しい感情に飲まれないための第一段階として絶対必要です。
「あ、自分は今感情の波に飲み込まれているな」
これに気付けるかどうかが、命運を分けるといっても過言ではありません。
次に、感情に飲まれた状態では「何もしない(行動化しない)」が重要かと感じています。
この感情のジェットコースターは、境界性人格障害(本人)をとにかく疲れさせます。

周囲もな

すみません
止まる気配のない「感情のジェットコースター」に乗り続けて疲れきった結果、浮かんでくるのは、さらなる白黒思考とネガティブ思考。

いいこと
起こりません
とにかく、重要なことは「誰かに何かを言う」「大事な決断をくだす」等、何かしらの行動を起こさない事。
もちろん、自分のことを殴るとか、薬を大量に飲むとかもNGですよ。
どうしてもつらい時は、ノートに自分の気持ちを書きなぐっても構わないです。
境界性人格障害患者の名に懸けて(?)、グッとこらえましょう。
※これは本当にできませんし、何度も何度もトライしていますが、何度も何度も失敗しています。頭では分かっていても、感情が強すぎて、感情に飲まれているという自覚すらないまま行動化していて、時すでに遅し、なこともしばしば・・
境界性人格障害の方、一緒にがんばっていきましょう。
自分の本当の感情がどれだか分からなくなった場合⇒まるごと自分
嬉しいと悲しいを行ったり来たり。
大好きと大嫌いを行ったり来たり。
「あいつなんてボコボコにしてやると思ったけど、そこまでするアレでもないかな?」と思ってみたり。
「あいつなんて消えればいいのに」と思った矢先に、「どうしてそんな酷い事を考えてしまったんだろうか」と落ち込んだり。

忙しいね
感情の揺れ(ブレ)が激しすぎて困りますが、さらにその揺れ幅(ブレ幅)が極端すぎるのも、境界性人格障害の困った特徴。
自分の本当の感情はどれなのか?感情に飲み込まれて浮かんできた気持ちが、本当の自分の気持ちなのか?
自分が善人か悪人か、相手の敵なのか味方なのか?分からなくなり混乱状態に陥ったことが何度もありました。

多重人格なのかと

性格は
良くないよね
そんな時は、「ぜ~んぶ、まるごとが私」だと思うようにしています。
こう思う時もあるし、思わない時もある。少しだけ思う時もあるし。
そんな感受性のとっても強い自分は大変だけど、どう思う自分も、いい自分も、悪い自分も、自分なのです。
どちらかに決める必要もないし、今そう思うならそれはそれでいい。
じきに、また気持ちが動いていくはずなのです。
こんなような、マーブル模様のイメージですね↓
いまは少しだけ、感情を普通より強烈に感じてしまっているだけ。
そう思いながら、目の前の感情が通り過ぎていくのを待ちましょう。
思い出しムカつきで発狂しそう⇒明日を待つ
何故か過去の出来事を思い出して、発狂5秒前な場合。
「今すぐ、その相手に何かを言ってやりたい!」気持ちはすごくよくわかります。

〇ねよーッ!

落ち着け
でも、過去のことは過去のこと。
いくら納得できない出来事でも、あなた以外の人にとっては時間の経過とともに既に風化しはじめているかもしれません。
そんな時わたしは「明日になっても同じ気持ちでいたら、行動しよう」と考えるようにしています。
たいていの場合、次の日になると「え、なんで怒ってたんだっけ」とか「別にそんなに問題にするような話でもなくない?」と、沈静しているんですよね。
まあ、境界性人格障害の人って「待つ」とかすごく苦手な気がするんですけど、「待つ or 別のことをしてやり過ごす」というのが効果的でした。
とにかく共通するのは、「何もしないで、ひたすら時が過ぎるのを待つ」です。
まとめ
今日の記事では、境界性人格障害の診断基準の6つ目の項目についての私なりの対処法を書いてみました。
「感情に負けないようにする」と言葉で言うのは簡単だけれど、実践するのはなかなか難しいのが現実です。
たとえ10戦10敗でも、「感情に飲まれまい」と戦おうとした経験値は、確かに自分の実になっているはず。
かくいう私も、現在進行形で感情に負けてばかりです。

トホホ
ほとほと嫌になってしまう時もありますが、境界性人格障害という自分の個性と付き合っていくには、避けられない道かなと思っています。
この記事が、少しでもどなたかの参考になれば幸いです。
それでは、今日もご安全に!
☆彡あなたやあなたの大切な人の病気が少しでも良くなりますように☆彡