境界性人格障害の”ぴのこ(@border_bpd)”です。
ぴのこの生い立ちはこちら↓
また今日もリストカットしてしまった・・・
食べるのが止まらない・・・
セックスしないと愛されてない気がして不安・・・
つらくてお酒に逃げてばっかり・・・
OD(多量服薬)はもう何度目だろう・・・
かさぶたむしるのが止まらない・・・
境界性人格障害の症状のうち、”やめたい&やめてほしい行動ランキング上位!“
それは、間違いなく自傷行為ではないでしょうか。
激しい感情から逃れるための行為なのですが、本人も周囲もとても辛いですよね。

やめられないとまらない
自傷の背景には、「かまってちゃん」という一言では片づけられない深い理由があります↓
今回の記事は、「そんな自傷行為への衝動をなんとかして鎮める方法」がテーマです。
ぴのこなりに試行錯誤した結果、たどりついた対処法3つを紹介します。

いいね!
境界性人格障害の自傷行為の種類
境界性パーソナリティ障害の人に多く見られる自傷行為をまとめてみました。
自傷にも人それぞれあると思いますが、だいたいは下記のような感じではないでしょうか。
- リストカット
- アームカット
- 過食・拒食
- 過剰飲酒
- オーバードーズ(多量服薬)
- 自分を殴る
- 性的依存
- 毛や皮膚をむしる
オーバードーズや飲酒による泥酔は、状況次第では重大事故につながる可能性も。

いのちだいじに
人によっては根性焼きや、見えない部分を切ることで気持ちを落ち着かせている場合もあるようです。
境界性人格障害の患者が自傷してしまう理由
「なんで自分で自分にケガさせたり、自分を大事にできないの‥??」と周囲の人は疑問に思いますよね。

うんうん
当事者の私が少しだけ解説しますと・・
私の場合は、「自責の念、自分への無価値感、希死念慮、血を見て安心感を得たい、懲罰」等でした。
心の強い痛みを、体を痛めつけることで紛らわす感じなんです。
または、何かを破壊したくて仕方がない。

行き場のない気持ち
でも物や人に当たるのはしたくない
↓
なら自分を
↓
誰も痛くないし困らないでしょ?という思考回路です。

う~ん不健全・・
でも、薬やお酒は長期間にわたって体を確実に蝕みますし、少しずつでもいいのでやめていきたいですよね。
自傷行為自体をやめさせようとするのは、あまり意味はないという話
ぴのこは20代の頃に交際していた男性に「自分を傷つけるなら俺を殴れよ!」と言われました。

それで?
「えっ!あなたを殴る理由…えーっと…汗」と思ってしまい、ますます孤独を感じてしまった思い出があります。
本当は、どういう気持ちがあってどうしようもなくなっているのか、説明できればよかったのですが…

自傷スイッチ入ると思考停止しちゃう
では、自分を痛めつける自傷症状が止まらない場合、周囲はどうしたらいいのか。
実は、その症状自体を抑え込んでもあまり意味がないです。
表面に出ていている症状がそれ(=自傷行為)というだけなので、その根本にある怒りや恐怖、悲しみといった感情を癒す必要があります。
「そうやって自分を傷つけなくてもそばにいるから大丈夫だよ」などの声掛けをすれば、少し落ち着くかもしれません。

ほほう
カウンセリングなどで自分の本当の根っこの部分の感情を、時間をかけて見つけてみるのもいいですね
自傷衝動をおさえる3つの方法
では、私が今までに自傷衝動に対抗するため試してきたことの中から、特に効果的だったなと感じる3つの対処法を紹介します。
氷を握る【破壊したい衝動に】
冷凍庫に氷を作っておき、わーっとなったら素手で握ります。
「氷?うちの冷蔵庫には夏しかないから無理!」というような場合でも大丈夫。
アイスノンベルトとか、いっそのこと凍った鶏むね肉でもOKです。

鶏むね肉最強説
頭に血が登りながらも、冷たっ!という感覚が強烈に来るので、少しだけ冷静になれておススメです。

ふむふむ
炭酸系のお酒にハマってた時は、ゼロコーラをがぶ飲みしながら氷を握ったりしていました。
あ、くれぐれも凍傷には気を付けてくださいね。
アイスノンベルト常備がおすすめです。
赤いマーカー【リストカットの衝動に】
リストカットをしたくてたまらない時におすすめなのが、赤いマーカーです。
正気に戻った時のことを考えると水性ペンがオススメですが、どうしてもなければ油性でも大丈夫です。
(油性だと、洗っても数日間は肌に赤く残りますが、そのうち落ちます)
マーカーがなければボールペンでも口紅でもいいです。

赤いものなら何でもいい
方法はいたって簡単!
切りたいなーと思う所に赤いマーカーを塗りたくります。
そうすると、切ったりして血を見ずとも少しだけ気持ちがスッとするんです。
デスノート【暴走する感情に】
個人的に、一番おすすめなのがこの”デスノート”です。
ノートとペンがあれば、いつでもどこでもできます。
電車の中でも会社でも家でも、(ちょっと挙動不審ですが)誰かといる時でもできます。

ひょっとして…
ぴのこは、電車内でギャハギャハうるさい他の乗客にイラついたときに「めちゃイラつく!くそが!」と書いたり…
「〇〇(嫌いな人の名前)逝ってよし」みたいな事をノートに書き殴っていました。

汚い言葉を使ってすいません
不安な気持ちに押しつぶされそうな時には、「大丈夫大丈夫大丈夫」とか、大丈夫を連呼していた時もありました。

大丈夫と書けば大丈夫な気がして…
冷静になってから読むと「あ、自分ってこういう状況(orこういう人)苦手なんだな」という判断材料にもなります。
万一、誰かに「何書いてるの?」って聞かれたりしたら、「アイディアブック!」とか適当にいっておけば、ノープロブレム。
誰に見せるものでもないので、ネガティブな感情や言葉など、何を吐き出しても自由です。
私は、自分や誰かに対しての殺意をつづることが多いので、デスノートと名付けました。

・・・
※デスノートは落とさないように気を付けましょう。
コクヨの手のひらサイズのノートがおすすめです。
まとめ
この記事では、境界性人格障害の主な症状のうちの1つである自傷衝動への3つの対処法を紹介しました。
私はの場合は、頭では理解していても衝動の方が強すぎて、最初はほぼ何も出来ませんでした。

何度も失敗
すぐには実行できなくても・・
「そういえば、こんな方法もあるって誰か言ってたな…」くらいに、頭の片隅に覚えておいてもらえたら、嬉しいです。
もし利用できそうなものがあったら、是非トライしてみてくださいね。
☆彡あなたやあなたの大切な人の病気が少しでも良くなりますように☆彡