【境界性人格障害】克服するには本人の「治したい気持ち」が一番大事
今日も朝から、いつも以上に言動がイカれてる・・・
怒り出すと、もう何の話も通じない・・・
何もしてないのに「お前が悪い」とえんえんと責められる・・・
もう無理、こっちまで病んできそうだ・・・
そんな周りの方の深刻な想いをよそに、BPDの本人はわけもわからず、渦中でもがいているかもしれません。

無理ゲー率高し
境界性人格障害は何と言っても言動が激しかったりケンカっぽくなるので、だんだんとお互いに疲れてきてしまいますよね。
今回の記事では「境界性人格障害を克服するのに、これを意識する事って大事だよな」との気づきをシェアします。

10年以上かかってやっとわかった
あくまで私の個人的な考えですが、少しでも参考になれば幸いです。
【境界性人格障害】克服にいちばん大事なのは「本人の治したい気持ち」
「どの薬が効くのか?」「どう接すればいいのか」「どんな病院がいいのか?」と境界性人格障害の克服のために奔走しがちですが・・
もちろんそれも大事ですが、「本人が境界性人格障害を自覚し、改善する意志があること」がめちゃめちゃ大事と思います。

ふむ
周囲がいくら接し方に工夫をしても、いい主治医やカウンセラーに巡り合えても、本人に「良くなりたい、治したい」という気持ちがなければ前に進むことができません。

自覚が第一歩
医師に診断されるだけではなく、「確かに自分のこういうところって病的だよな」という自覚ができると、良い方に進んでいけると思います。
【境界性人格障害】診断されていないけど、それっぽい時はどうしたらいいの

診断されていない場合はどうしたらいいの
「どうやらソレっぽい」という時には、「頭おかしいんじゃないの」とか言ってしまうと命が危険です。
「最近ちょっと気持ちが不安定みたいだから心療内科に行って相談してみたらどうかな?」と柔らかく伝えましょう。
可能であれば、「君のことが心配」というようなニュアンスで伝えられたらいいですね。

責めてるように聞こえないように注意ってことだね
普段は、症状が出ている時とは別人かと思うほどの楽しい時間もあるでしょうから、「平常時(穏やかな)の君といる時は楽しい」「これからも一緒にいたいから」「問題に一緒に向き合っていきたいから」等の前向きな気持ちもあわせて伝えると、なおベストです。

「一緒に」と言われると受け入れやすい
間違っても「チェックリストに当てはまってるから、病院行って来いよ」みたいに伝えてはいけないです。
「お前もな!」となって激ギレしてしまう可能性が大きいです。

伝え方、言い方に注意ってことだね
難しそうなときは、本人の家族や友人などにも相談してみましょう。
とは言えども、しつこく攻撃したり、これでもか!!となじり続けたりと、一緒にいる相手をとても疲れさせてしまうのが境界性人格障害の特徴。

振り回してしまう
「もう無理だな、、」 と思ったら、離れるという選択肢ももちろんあります。
離れることが必要な場合→適切な接し方、離れることも大切。
ついつい忘れがちな当たり前のことをしっかりする
他にも、境界性人格障害を改善するために見落としがちな事があります。
ずばり、睡眠、食事、運動です。
小学生かよ!って思いましたか。でも、これが案外みんなできていない上に、けっこう難しいんです。

夜更かしLOVE
特に睡眠は最重要です。
以前は、就寝は12時過ぎで、少ないと5時間以下睡眠なんていうのが当たり前の生活を送っていたこともありました。
健常者でも、睡眠不足の時ってなんだか過敏になりますよね。

徹夜明けのスター状態な感じ?

そうそう
でも、毎日7時間以上の睡眠を確保するようにしたら、持病の頭痛も頻度が減ったし「はー眠い、やってられない、ついでにイラついてきた!」みたいな感情が減るんです。
また、いらだちに任せてついついジャンクフードなんかを食べまくっていましたが、なるべくたんぱく質等を多めにして、きちんとしたものを食べるようになってから疲れにくくなりました。

今日なにたべたい?

マックのポテト!
自分ではどうにもできない疲労感が感情爆発のトリガーになることが多かったので、体調を整えて疲れにくくしておく事ってすごく大事なんですよね。
そして、よく眠るには運動も大事なので、こちらも忘れずに行いたいですね。
ちなみに、境界性人格障害の方はフルパワーor 電源OFF の2択になりがちなので無理のない範囲で行いましょう。

ついついやりすぎちゃう
運動についてはこちら→境界性人格障害の症状には運動が効果あり
食事は用意が面倒・・・運動も敷居が高い・・・ そんな方はまず「今夜は早めに寝る事」にトライしてみてください!
周囲の人の手助けは、本人の努力があってこそ
境界性人格障害は愛着障害とも言われる病気です。
私ももれなく機能不全家族で育ち、気づいたときには立派なアダルトチルドレンでした。
私を育てた両親を、長年、心の底から呪っていました。

どうやって復讐しようかずっと考えていた
でもある時、もう疲れてしまって一旦、今までと同じように考えるのをやめました。
親だって、私を境界性人格障害にしようと思って育てたわけではない、と。
少し離れてみたら、親もそれぞれの問題を抱えながらそれなりに育ててくれたのかなと思ったんです。

成長した!

どや
そして、過去を変えることはできないから、今いる環境で、今そばにいてくれる人と幸せになろうって決めたんです。
そうしたらふっと楽になったんです。そして、3歩進んで2歩下がりですが、少しずつ少しずつ克服に向かっています。
という事で、ちょっと話がそれましたが、本人が良くなろう、治そうという気持ちがあってこそ
周囲のサポートは意味のあるものになると思います。
境界性人格障害の症状を周りのせいにしている間は、回復に向かうのは難しいのかなと思います。少なくとも私の場合はそうでした。
もちろん周りが境界性人格障害発症の要因になっている部分は大きいのですが…
【境界性人格障害】家族との関係などは、また他の記事で書く予定です。
まとめ
今日は、境界性人格障害を改善し、克服するために大切なことを私なりに考察してみました。
それぞれに環境も事情も違うので様々なケースがあるかと思うのですが、もしも少しでもどなたかの参考になったなら嬉しいです。
☆彡あなたやあなたの大切な人の病気が少しでも良くなりますように☆彡